「勝負の礼」

2013年3月12日 TCG全般
「勝つにしても負けるにしても、決着の瞬間を疎かにしちゃ駄目だ。
相手に対する礼、勝負に対する礼、そして自分に対する礼。
何事にも敬意を払うことが重要だからね。

そして勝負に勝った時には・・・
勝った時には、心の底から喜ぶんだ!
自分を支えてくれた人たちに感謝しながら。
それが何よりのお礼になるからね。」

「じゃあ負けたときには?」

「勝負の前にはそんなこと考えなくていいんだよ!

・・・・・・まあ一応教えておこうか。
さっきも言ったよね。決着の瞬間を疎かにしちゃいけない。
ある有名な棋士の受け売りなんだけどね。
『投了をいいかげんにしている人は上にはいけない。』って。

勝負ってのは必ずどこかで決着がつくだろ?
勝利はこれまで頑張ってきた自分の全てを肯定してくれる。
辛かったこと、苦しかったこと、捨ててきたもの、無くしたもの・・・、
それらが全て報われる。
一方、全ての力を勝負に注ぎ込んだ自分を否定されること。
それが、敗北だ。
辛い、悔しい、認めたくない、
思考がまとまらない、涙さえ出てくる。
でもね、敗北を受け止めることができなければ、人は決して強くはなれない。

(中略)

・・・棋士の投了というのはね、
敗北とともに溢れ出す全ての感情を、しっかりと君自身が、受け入れて、
まっすぐに、相手を、
その眼で、見据えて、
こう言うんだ。

『負けました。』」


本当に強いのは、勝ち続けた人じゃない。
自分が負けたことを心の底から受け入れられる人だ。
そんなことを考えるとこみあげてくるものがあったので、紹介させていただきました。

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