時間のあるうちに本は読んどけって言われてるので、芥川賞取った「コンビニ人間」を買って読んでみました。
 毒にならない程度のネタバレをしますので、いやな方はブラウザバック推奨です。




 この本は、一言で表すと「えぐい」作品です。
 主人公の古倉さんは、大学生のころからずっとコンビニでアルバイトをしています。その歴は何と18年。コンビニ店員としては異例の長さだと思います。そんな古倉さんは、特に何事もなくコンビニでずっとバイトをしていたけどある日白羽さんという新しいバイトの人と会うことで転機がおとずれる、という話です。
 物語のあらましだけ聞くと「え?」と思うような話です。ラストまで一気に読みましたが、ぶっちゃけるとクライマックスにかけて驚くべき大どんでん返しがあるわけではありません。
 ただ、この本のすごいところは、そんな物語とも言えないようななんともない日常を、ひたすら読んでいる読者が共感するようにえぐく切り取っているところだと思います。

 先に述べておくなら、この作品は大変高尚だとは僕は思いません。文学表現などが大変優れたいわゆるすこしとっつきにくいけど深みのあるお高い小説だとはこれっぽっちも思っていません。むしろ、中学生くらいが読んでも(共感できるかはともかく)わかりやすく大変テンポのよい文章になっており、誰でも読みやすいような作品です。
 この作品のすごいところは、そうやってサクサク読んでいくうちに、主人公が周りから奇異の目を向けられる、周りの人の考えが理解できないという葛藤が、まるで自分事であるかのようにうなずけるような点にあると思います。ある種サイコパスともいえるような価値観がぶっ飛んだ人間が、さも当たり前のような普通の日常を送っている点が、この作品の魅力の一つだと思います。
 ただただある種「合理的」とも呼べるようなぶっ飛んだ発言をする古倉さんと、ただただ人間としてクズ野郎な白羽さんの二人は、ある種読んでいる人のコンプレックスを引き出すというか、「ああ、たしかにこう考えちゃうことってあるよな」「こんな風に自分は正しいと思っていても周囲に理解されないよな」って共感しちゃうんですよね。そんな負の共感がどんどんと押し寄せてくるので、読んでいると大変にえぐいなーと感じてしまいます。

 そして、この作品のなんといっても面白い点は、主人公が最終的にまるで成長していない点です。身内からも理解されず、何が理解されていないのかがわからない。自分がどこを治せば一般的な人になるのかがわからない。そんな自分の居場所が結局コンビニにしか存在しえなかった。
 『私は人間である以上に、コンビニ店員なんです』
 古倉さんの印象的なセリフです。いっそここまで開き直れると、何の悩みも持たずに過ごすことができるのかもしれないな、とか思ったり思わなかったりしないでもないような、いっそすがすがしいほどにえぐいセリフだと思います。
 結局何も進展せず、おそらく古倉さんは何事もなかったかのようにまたコンビニで働くことになるのだと思います。そこには諦めとか後悔といった負の感情はなく、ただただ自分がそこにいることが居心地が良いから、むしろ、自分の存在意義がコンビニという場所にしか存在しないから、ということに気づくラストはこの作品らしい終わり方だなーと思います。このラストは人によってとらえ方が大きく異なってくると思いますが、僕はいかにも現代っぽいえぐくてリアリティのあるラストだなー、とただただ感心と納得ばかりでした。

 文芸書を読むのはかなり久しぶりだったので、今後はもっとそういう作品にも手を出していきたいかなー、と。
 こういう系の感想書くのは結構久しぶりかもしれません。冬アニメの感想を書くのを忘れていたので。
 ちなみに冬アニメはみでしとノラガミが個人的には大好きでした。

 というわけで「ぼくのゆうしゃ4」の感想です。相も変わらずネタバレしかしませんので、まだ読んでいない方はバック推奨です。








 今回のお話は、帯や後ろの説明文にもある通り、セシリアさんの「最後の一週間」の物語」です。
 こう聞いて、僕は最初「どうせまたテキトーな理由つけて復活するんだろ」と思いつつ読んでいたわけです。

 結果、なんというか、もう、ね。


 ニセモノとホンモノがドッペルゲンガーのように入れ替わる作品っていうのは世の中に結構あるわけですが、それでもここまでしっかりと「ニセモノ」にフォーカスした作品というのも珍しいのではないでしょうか。そのような作品をあまり読んだことがないといえばそうなのですが。
 それでも、あとがきにもありましたが、しっかりとヒントをちりばめつつ、最後に伏線を回収する作品、というのは、やはり読了後に何とも言えない満足感がありますね。読んでいて途中で「もしかしたら」と考えはしましたが、まさかあんな、見方によってはとても「悲しい」結末に、この作品が向かうとは、正直思っていませんでした。はい。セッキーナをなめていました。ごめんなさいせきな先生。

 ものすごくどうでもいい話ですが、モルモットやサルが実験に使われているのを直に見て「これは倫理的にどうなの?」という疑問を持つ方もいらっしゃるかもしれません。今のところそのような実験に立ち会ったことはないのですが、僕の考えは「いやモルモットやサルが何考えてんのかなんてわかんないんだから何とも意見できんわ」というものです。残酷かもしれませんが、サルやモルモットは人間へ意思を表明する手段を持っていません。だから、サルが「この実験にしゃーないから協力してやるよ」や「こんな実験やってられるか!」など、いろいろなことを考えていても私たちにはわかりません。
 だから「そういうものは残酷でない」というわけではありませんが、少なくとも個人の感性から一方的に「かわいそう」のレッテルをはられるのも案外迷惑な話じゃないかな、と思うわけですよ。レッテルをはられるのは僕は嫌いなんで。まあ、人間は息をするようにレッテルをはる生き物かもしれませんので仕方のないことかもしれませんが。
 だから今回の話でいうと、アヤさんが自分のクローン作って延命してることについてはまあ容認してあげてもいいんじゃないかと思うんですよ。もちろん、「犠牲になる方のアヤさんが承認している」という前提はつきますけど。

 しかしまあ、今回の巻でセシリアさん、次巻でファルディオさんの話をやるなら、ルゥやトオルくんの話を含めても10巻はいかないくら いで物語は完結しそうですね。前の「生徒会の一存」シリーズが外伝まで合わせるとだいぶん長かったのに比べると拍子抜けするくらいには少なそうです。それだけ今回は密度の濃い話が多いということですかね。

マイナー

2014年3月9日 読書
 最近マイナーなラノベを買いあさったりしています。マイナーなのを意図的に手に取っている、というよりは、中古本屋で手に取るような面白そうなタイトルが基本的にマイナーだっただけですけど。
 マイナータイトルのいいところは、人気ジャ○プ漫画のように間延びせずにスカッと終わるところですね。個人的には「もうちょっと読みたい!」と思えるようなところで終わる作品が結構好きだったりします。 ただしダブルアーツは短すぎワロタですが。

 最近読了したのでは、
 「月見月理解の探偵殺人」(全5巻)
 「彼と人喰いの日常」(全4巻)
 が面白かったですね。両方GA文庫の作品ですが、ステマではありませんよ、ええ。

 この二作品に共通しているのは、「主人公が大事なモノを守るために手段を選ばない」ところです。二作品とも、主人公は正論と自分の価値観がすこしだけズレています。そのような中で葛藤があったりとか、思うようにいかなかったりとかもありつつ、でも最後は結局キレイに伏線回収してエンド、となっているのは、ラノベならではなのかな、と思います。マンガだとその他諸々のしがらみが多いですからね。

 ただマイナー作品は、やはり万人受けするようなモノでもないからこそマイナーなのかな、と思います。主人公の価値観が独特なので、こういうのが嫌いな人も多いのかもしれません。目的のためならためらいなく人を陥れるとかいうのが嫌いな人には、このような作品はなかなかに理解不能なのではないでしょうか。
 それでも、毒にも薬にもならないようなチープなお話よりは、毒になるくらいの強烈な印象に残る作品の方が僕は好きなので、時間的金銭的余裕のあるときにまた古本屋巡りをしたいものです。
一ファンとして読むことを強いられていましたよっと。
ということで買って読んでみました。相変わらず表紙がいいですね!
ネタバレしかしませんのダメな方はバック推奨。


感想としては「なんか違う」という一言に尽きるかな、と思います。何と言いますか、人生リセットボタンの時も似たような気持ちだったのですが、今回もひいき目にみても全くボカロを知らない他人に「おもしろいからオススメ」と勧められるようなものでは無かったんですよね。うーん。何かが足りない。

今回の作品は、作品全体を通して人生リセットボタンよりは統一性があって、面白かったと思いますが、この作品がkemuさんの「インビジブル」を題材にしている気がしません。
透明人間ものに強引にキャラを突っ込んだ印象です。でなきゃあんな超展開にはならんでしょう。
人が望んで、透明になって、葛藤があって、絶望して、それでも最後に救いがある、というのがインビジブルだと思うのですが、作中では「居場所」というキーワードにこだわりすぎた感があります。
序盤はすごく面白かっただけに、あの超展開には悪い意味で期待を裏切られましたね。
前作が「歌詞をなぞった結果エンターテイメント性に欠けた」のに対し、今回は「エンターテイメント性を求めたら歌詞と違うものになった」ということですかね。
ただカミサマネジマキで触れられていたように、マキちゃんが、「望みを叶えるためにもっと素敵な三次元を創る」ために行動しているのだとすれば、あの設定も強引と言い切るのは早計なのかな?それにしてももう少しやりようがあったと思うのですが。
読了してから筆者紹介を読むと皮肉に見えるから不思議です。

まあ何より残念だったのが、筆者がそもそもこの曲に元々入れ込んでいたわけではなかった、ということですかね。うーん。
 ジムチャレレポは、また気が向いたら書きます。

【『ぼくのゆうしゃ』感想】
 実は生徒会読んだ翌日に、安定の8時から開いている駅本屋に駆け込んで読んだのですが、さすがに感想をかけるほどの余裕はなかったので、延ばし延ばしになって今書きます。
 相も変わらずネタバレしますので嫌いな方はブラウザバック推奨。

 ネタバレ、今回もあとがきが長いよ!やったね!

 今回のセッキーナ作品は、王道ファンタジー。これまでの二作品が高校を舞台にしていたことを考えるとかなり大きい変化ですね。
 そして主人公が普通(?)っていうのも、本人のあとがきでも少し触れられていましたが、やっぱりこれまでの自殺志願者、ハーレム王と比べると新しい試みだったといえるかもしれません。しかし小学4年生って、まさかセッキーナがショタコンだったなんて…。
 マジレスすると小学生を主人公にしたのはおそらく純粋な子が良かったからだと予想。ファンタジー作品特有の中2キャラは、禁術使い様(笑)がいますからね。
 ファンタジーの中にもセッキーナらしいギャグが入ってくるのもいい感じだったのではないでしょうか。ギャグ一辺倒だった前作よりも、ギャグが光っている気がします。

 作品の中身に触れていくと、冒頭のお兄さんとの会話は、そこからのファンタジーとは色合いが違ったのでかなり印象的でしたね。
 あれ、これもしかしてお兄さんラスボスとかじゃないよね?・・・・・・じゃないよね?
 そこからはよくある「主人公がファンタジー世界に召喚される」系のお話。しっかりと説明役の魔物(ミカン)もいます。もう何番煎じかわからないようなベタ展開ですね。ミカンが残念な点以外は。
 森を抜けだして逃げる人を勇者が助けて自分の力を自覚するっていうのもベタですよね。逃げている人が美少女じゃなくて残念な痛い大魔術師様である点以外は。
 うん、やっぱり振り返ってみてもなかなかにベタベタなお話でしたが、キャラ設定が濃いおかげで飽きずに読めたっていうところはありましたね。確かに。さすがやで。
 村の住民も、一人ひとり個性が出ていてすごい良い感じでした。あの展開からいうと魔導武器屋は冒険に参加するフラグかとおもったんですが、そんなことはなかったですね。
 そしてラスト。
 こんなシリアスがセッキーナにも書けるのか、と、不覚にも感動してしまいました。子供のわがままを、理屈やらいろいろ考えて、否定しなければならない、でも本当は子供が正しい、そういう葛藤が、素晴らしかったです。

「むしろおかしいのは、赤の他人のために命を張れと強要する、お前のその、宗教じみた独善っぷりだろ」
「『仕方ない』と『諦める』は、セットの言葉じゃ、ないんだってこと」

 このようなセリフ回しは、やはり印象的ですね。自分の正義が大人にないわけではない、でも、大人には守らなければならないものがあるから勝手な行動はできない、みたいな、そのような葛藤。
 それでも最後はみんなで助かってハッピーエンd、というラスト。嫌いじゃないぜ、こういう展開。
 ちなみにあの盛大なオチは、予想できた人にはできたかもしれませんが、僕は思わずクスリとしてしまいました。忘れてたんだもん、仕方ないね。

 さて、二巻はなんと来月発売らしいです。仕事が早い、今からwktkが止まりませんな!
 次巻のあとがきの長さにも注目ですよ!

 発売日当日に上げられなかったのが残念。
 言い訳をさせていただくと本気で発売日を知らず、たまたま別の本を探しに行ったら売っていた、ということで購入してすぐに読みました。
 
【『生徒会の祝日』感想】
※ネタバレしますのでダメな方はブラウザバック推奨。

ネタバレ、今回はあとがきが長い。

 生徒会シリーズもついに完結で、感慨深いものです。
 これまでこの作品の「終わり」は何度かありましたが、そのたびに「まだまだ出るよ!」、みたいな感じだったので、感動の中にも「まだ続くんだ」という気持ちがありました。
 今回のラストはそれまでよりもきっちりとした「終わり」ではありませんでしたが、今までの作品の中で一番、読了後の寂寥感がありました。寂しいものですね。
 生徒会シリーズに関しては何度か当ブログでも感想を書いておりまして、その中で一応生徒会との出会いなども書いていますので興味がある方はそっちも読んでいただければと思います。
 ということで感想。今回は箇条書き形式。

・表紙めくった瞬間見えてはいけないナニかが・・・(意味深
・え、この話まじで新聞に載ってたの? 時間出来たら図書館で確認しようっと。
・クマが電車に乗っていたら素直に逃げましょう。あと乗務員に連絡しましょう。
・「辞退いたします」の正式会見ネタは使えるな、いつか使おう。
・「まさに球界の腐敗を浮き彫りにしたカタチとなりました!」
・これ二年前の記事なんだぜ…。
・仏壇のついでにラノベ買うとか、若々しいおばさんだな、いや、おじさんでもいいけど
・ネタバレ、犯人はくりむ。
・主人公がラスボスとかいうこの。
・大学の授業名にそんな長いものはありませんw
・「もしくはイースト菌」
・一体どんな期末テストなんだ…。
・この先生が過労死しないか、ボクは心配です。
・実際の大学のバイト募集は塾講師とホールスタッフが9割。
・逆に食堂でハバネロをだしてほしいレベル。ただあれは本当にシャレになりませんが。
・野球をしない「野球部」とは。
・古典を学ばない「古典部」とは。
・くりむクラブの語呂の良さに唖然。
・「フォカッチャ」に概論もくそもないと思うんですがそれは。
・でもサイゼでエスカルゴと一緒に食べるフォカッチャはまじでおいしい。
・「バイトにサークルに合コンに・・・」おいやめろ。
・実際合コンに誘われない側の人間でもそれなりに大学生活は楽しい。
・知弦さんまじ聖母。
・アカちゃんまじ天使。
・「-あるいは、イースト菌の働き研究会」
・もはやパン研究会でええやん。
・鬼神派と女神派とは。
・というか現守高校ってこんなだったっけ? 違うよね? 違うといってよ!
・本当の帰宅神はユウさんだという事実。
・「台風」⇒「タイ風」 ないな。
・というか聴衆は気づけよw
・実は次の話でもアンジャッシュっぽいことやってるんだよなぁ。
・あまりに盛大すぎる残念な伏線。
・世界終末論とは。
・真冬ちゃん=コンビニ
・↑この方程式はどんな数学者にも解けないだろう(そもそも方程式の体をなしてませんから)
・このノリってどちらかというと新生徒会じゃね?と思った次第であります。
・そういう意味じゃなく普通に男二人で旅行って行くとおもうの。
・「一周回ってアーティスティック」ってのは常人には理解されてないだけ。
・というかそれもはやアーティストじゃねーだろw
・後半から普通のラブコメになった件。
・でもこれはこれでアリだな。
・え、新生徒会3人遅れてるって? 知ってた。
・水無瀬さんまじマイペース。
・東子たんまじツンデレ。
・新生徒会長(大玉)
・殴っても球体って割れないと思うんですがそれは。
・こいつ・・・廊下をすり抜けるだと!?
・火神おヤンデレ具合。
・鷹にさらわれるのが日常茶飯事。
・真面目なことに驚く元生徒会役員たち。
・もうやだこの生徒会・・・。
・「会長力」とかいうゆがんだ指標。
・おいおい反対意見を言わせず意見を通すなんてどこかの国の政治みたいじゃないか。
・「大学生はなぁ・・・BBAなんだよ・・・」
・彼らに言わせれば高校生もBBAらしいですよ。
・もきゅもきゅ?
・なんだかんだであんたら絶対仲いいだろw
・「杉崎を酷使」
・なんで腐女子が湧いてるんですかねぇ・・・。
・ブーメランというか自分への戒めですよね。
・「友人の大切さです!」おいやめろ。
・ポケモン金時代ゴローンから進化しなかったトラウマ。
・「しかり」
・自己犠牲野郎ってどっかで聞いたことあるフレーズだと思ったらロコモコか(違
・風見めいく推しは最後まで変わらんよ!
・これ作者も絶対風見さん好きでしょ。
・「らしい」といえば、すごく「らしい」終わり方でしたね。

最後の終わり方が、どことなく「俺たちの闘いはこれからだ!」的な終わり方をしてたのがなんとも生徒会らしいなー、と思いました。
明日は学校ないので、テスト勉強のめどが立ったら新作を買おうと思います!

読んだの自体はちょっと前というか一昨日くらいだったのですが卒業ライブで忙しかったので感想が遅延。
ちなみにそっちはまあ、一週間でやった曲にしては上出来だったんじゃないかな(震え声)


まあとりあえず感想。ネタバレダメって方はバック推奨。

ええっと、大きな括りで分けると日守編と火神編と雑談パートに分かれてましたので、まあ別々に。


・日守編
トーコたんまじトーコたん。ああいうキャラは嫌いじゃないです。
結局出無精というか引きこもりだった彼女を付き動かしたのはワイワイガヤガヤすることへの憧れだったのかな。まあ杉崎に押し切られる形ではあったのでしょうが。
それでもあの過去編はやっぱりヘビーでしたね。本当に不可抗力からくる理不尽さっていうのは、しかも自分が誇りとするものが原因だとしたら、はてさて自分ならどう立ち回るか。多分泣き寝入りかな。
一人で孤独に生きる、というのはやっぱり問題への保留でしかない、ということを思い知らされました。
ああいう形で物語は結論づけられましたが、自分一人で抱えてきた問題っていうのは人に相談しにくいんじゃないかな?という印象。
それでも、問題の抜本的解決には至らなかったけど、彼女が以前より自分を誇りに思い幸せに生きられるなら、それでよかったんじゃないかなと思います。


・火神編
あの過去話からは想像もつかない衝撃のラスト。
というかこっちの話はヘビー過ぎてちょっと途中で読むのを挫折しそうになったレベル。ここに来てハーレム敵対とか。
まあでも、確かにハーレムという言葉を使うとあれですが、結局「周りの人をみんな幸せにしたい。」ということであって、そのために努力することはすごく尊いことなのかもしれませんね。
自分の幸せをどんよくに求めた人と、みんなの幸せを求めた人。
結局はそれだけの、些細と呼べるかもしれない、しかし大きな違い。僕もできれば後者でありたいですね。まあきれいごとかもしれませんが。
ところで、確かに火神さん本人の問題は解決してたのですが、火神母とクソヤロウの問題は結局解決してないんですよね。そっちはどうなったんだろう?
やっぱりそのままなんでしょうかねー。まあ、幸せの形は人それぞれなんであまり突っ込むのは野暮ですが。

・雑談パート
これ前年の生徒会よりスペック低いんじゃね?w
でもまあ楽しそうでなによりです。
というか前会長の言葉が、もうね。

「世界が面白いんじゃないの。
あなたが、面白い人間になったのよ。」

ここでその言葉は卑怯でしょ。もうあかんて。



最後に、作品に関してのちょっとこれは……というところを。

・風見さんの出番が少ない
・あとがきが少ない
・会長の名言が帯でネタバレ

特に三つ目はいかんでしょw

山田真哉さんの本は二千円のお弁当の話を立ち読みして面白そうだと思ったらブックオフで105円で売っていたので迷わず購入。

会計のお話は、間違いなく将来に必要なのでかじりの部分だけでも分かりやすく説明されておりよかったと思います。
未だにキャッシュフローがどうしてそこまで重要なのかはよくわかっていなかったりするのですが、無利子でお金を借りれるっていうのは確かに素晴らしいことなのかな、という感じ。

様々なお話がありましたが、一番印象に残ってた話は人脈の話。
「100人の薄っぺらい知り合い関係を築くくらいなら、100人知り合いのいる人と深い関係を築け。」
結局いざとなった時に頼れるような人が少数いる方が、名刺だけの関係なんかより重要ってことですね。

まあそれはビジネスの話であって、ポケカでは僕は広く交流したいタイプですけどね。
だから志望校の現代文が長すぎるんだよおおおおおおお。
と、心から叫んでこんばんは。センター試験まであと80日を切りました。
ここからは「右向いて左向いたらセンターまであと10日になる」(先生談)らしいので是非とも気合いを入れて一日一日頑張っていきたいです。


まあそうはいっても、最近は実は受験勉強以外の勉強、というかまあぶっちゃけほとんど趣味の領域の話ですが、そういう本を読むのにはまっています。
「将来こういう人になるためにがんばるんだ!」とか「大学でこういうことを学ぶんだ!」と意気込めますし評論文の活字慣れをしておくのは後々いいですからね。
というわけでちょっとした本の紹介を。


『武器としての決断思考』(星界社新書)
若者向けの文庫で、まあどちらかといえば新社会人向けの本な気がしますが、とても参考になりました。
物事の考え方に触れられたので、たとえば高校生だと志望校選びとかにも役に立ちますし、それこそ社会に出たら選択の嵐です。自分自身で決断し、道を切り開いていかなければなりません。
そういった今の若者に必要な決断力が身に着く本なのでオススメです。
まあでも本書を読んだ僕が実践できているかどうかは……まあ時間のある時にがんばります。


『お茶が運ばれてくるまでに』(メディアワークス文庫)
「キノの旅」で有名な時雨沢恵一さんの本です。
まさに題名通り、お茶が運ばれてくるまでに読めちゃうショートショートです。
でも、その一作品一作品ごとに考えさせられます。時に勇気づけられ、時に心にグサッときて、時にウルッとする、そんな本です。
これも若者向けなんですかね?
まあどの世代が読んでも面白いかと思いますけど、基本的に僕の価値観が若者基準なのでわかりません。
特に辛い時に読むと、共感できる話が多いのかな、と思います。
「大人向けの絵本」とはうまくいったものです。


『ヴェニスの商人の資本論』(ちくま学芸文庫)
かなり古い本ですが、作者の岩井克人さんの「二十一世紀の資本論」の中のマルジャーナの一説を読んで、あとセンター試験で過去に使われてたらしいので、衝動的に図書館で借りて今読んでます。
いやー、そもそも「ヴェニスの商人」って、悪い高利貸しに勝つお話、くらいしか知らなかったんですが、これもいろいろと考えさせられました。
資本主義的な「貨幣の流動」「差異の供給による価値の創出」の話ももちろん面白かったのですが、それ以上にヴェニスの商人の作品の解釈が面白かったです。
まだまだ読み始めてやっと表題のお話を読み終えたところなので、今後も楽しく読ませてもらいます。


「レンタルマギカ」の作者、三田誠さんの作品ですね。


『あらすじ』
トラブル一件1000円で引き受ける高校生ボディーガード、戌見馳郎は、中華街で倒れている女の子を見つけ、その女の子のボディーガードを引き受ける。
独特な言葉を使い自らを仙人と名乗るナタというその女の子と、平和な生活を続けていた馳郎は、ナタと出会って一週間後、ナタを拾った中華街で「吸血鬼」と出会う。
そこからはまあネタバレということで。


『感想(ネタバレ含む)』
うん、面白かったです。(小学生並みの感想ですいません)
ナタや小影の独特な話し方とかがまた作品自体にいい味を出しております。
あと序盤や中盤の小さなこと一つ一つが丁寧に伏線として回収され、クライマックスの戦い前とかは驚きの連続です。
というか最後の戦いのスケールがもう、ね。
全体的に伏線がいろいろと交錯していて愉快でしたねー。
あ、でも友達に言わせれば僕は伏線に鈍感すぎるらしいです。はい。
でも面白かったですよ。


春休みは時間があるからたくさん本が読めて嬉しいです。はい。

『あらすじ』
頼まれたら断れなくすぐに謝る性格の高校生、山本彦馬は不思議な雰囲気の少女、間宮有紗がひったくりに会うところを目撃、そのまま有紗にひったくり犯の乗っていたバイクのナンバー教えたり転んだ有紗の手当したりしたら気に入られる。
「有紗、彦馬にお礼します」
そう言い残して彦馬のもとを去る有紗。
その次の日から、彦馬の周りで人が発火する現象が起こり、彦馬は犯人扱いされてしまう。
まあそこからなんだかんだあります。はい。


『感想(ネタバレ含む)』
良作でした。
いろいろと、心にくるものがありましたねー。
全体的にシリアスで進んでいきます。ギャグパートなど一切ありません。
超能力者という存在についていろいろと考えさせられました。
主人公のまあ無力だけどかっこいいという主人公補正も面白かったです。
ミステリもの要素も強くて真犯人が以外な人物でした。これ書いたら最大のネタバレですが、まあ問題ないよね?
まあとても面白かったです。
昨日更新できたらデッキレシピでもあげようかと思いましたがまあ、ね。

第18回電撃文庫大賞銀賞作品です。
作品のあらすじと感想を。


『あらすじ』
とてつもなくありがちなファンタジックな世界で魔王に次ぐ実力として人間の平和を脅かしていた「三魔将」が人間として現世に転生。
そこで幼馴染としてまったり3人でやっていっていると、なんと「勇者」が転校してくる。
「勇者」に討伐されるヤバイ!と思いながらびくびくする3人。そこで「勇者」に謝罪するということで……。
これ以上はネタバレ過多になるので、あとはお読みください。


『感想(ネタバレ含む)』
魔王がいいキャラ出し過ぎてますね。大好きです。
やっぱりキャラが濃いですね。ファンタジーなのにほのぼの系、いやあれはファンタジーとすら呼べないかも。
そんな感じの新しいジャンルですね。
まあ個人的には日常系が大好きなのでまったく問題なし、むしろ嬉しいです。
3人が3人とも地味な能力、キャラの濃さが目立ちます。
あとは魔法使いが、まあ、ね、うん、痛いけど、まあ仕方ないね。
主人公のラストの決め台詞が個人的にはナイスでした。

久しぶりのラノベ感想です。
最近は「ココロコネクト」とか読んでたんですが、まあ少し前の作品なので誰得かなーと思いまして。

というわけで、第18回電撃大賞金賞受賞作の感想でも。
ちなみに大賞受賞作はあらすじ読んで「うーん、パス!」となりました。
銀賞受賞作も読んでいるのでいずれ感想を。

あらすじ。

都市伝説とか妖怪とかその他もろもろオカルト関係大好きな学者志望の主人公八坂出雲が都市伝説の「ムラサキカガミ」に出会う。
二十歳までその言葉を覚えていたら襲われて殺されてしまうという都市伝説に襲われて、亡くなってしまいました。ちゃんちゃん。
………とはもちろんならず、まあその辺は読んでみて確かめてください。


感想。

都市伝説モノ、というか妖怪モノです。
といっても退魔系とかそういうものではなく、イメージとしては「ほうかご百物語」的な感じです。
都市伝鬼(都市伝説のまあ言い換えみたいな?)と共存します。
主人公の家が妖怪屋敷になります。
ほのぼのします。読んでいてほっこりします。
都市伝説に関してそこまで、まあ少ししか知識のない僕でも楽しめます。面白いです。
というか登場人物全員のキャラが濃いです。こういう作品大好きです。
バトルもなかなか面白いですが、僕はやっぱり日常パートが好きです。
ほのぼの系が好きならオカルト系はあんまり……という方でも多分楽しんでいただけると思います。


今日ブレヰド10パック買ったらレックEXが2枚ひょっこりしました。
あれですね、某D的な菌でもついてるんですね。受験勉強中に盲腸にならないことを切に祈っています。


最近はまっているライトノベルは「ココロコネクト」です。
なんだかこの前ふと手に取って読んでみたらめちゃくちゃ面白くて、とりあえず2巻まで読みました。
原作の心的描写がリアルで、等身大な感じが好きです。
あの主人公は、そりゃモテるわ。

あーいうのを読むと、つくづく自分って幸せだなーと思います。
いや、そういうフィクション的現象が起こらないことではなく、とくに悩みもなく日々を過ごせる自分のTHE・楽観的思考が幸せだなーと思います。
僕の学校にも悩みながら日々を過ごしている人が多いみたいですからね。
僕の目下一番の悩みは、「どうやってレックEXを面白く使ってやろうか」ということですので(笑)
いやー、なかなかエンブ型でうまい事組めないんですよね、ええ
だからこのブログは何のブログなんでしょうね?
最近構築理論を書く時間がないのです、はい。
2月、というか年度末に進むにつれ学生も社会人も忙しいですよね、はい。
それでもラノベを読む時間はあるのかよ!というツッコミをされるやもしれませんが
読みたいラノベはもっとたくさんあるのですからむしろ少ないくらいです(


さて、「緋弾のアリア Ⅺ」の感想です。
いつも通りネタバレ過多かと思いますがそもそもこれ出たの結構前ですから多分大丈夫。

・かなめさんかわいいけどヤンデレやん
・アリアと白雪さん怖いっす
・理子さんノリだけで行動しないでください、お願いします。
・キンジまじ不憫
・かなめさんはまあでも自業自得っぽいですね
・バスカービルKOEEEEEEEEEEE
・月見とかやったことないですわー
・第一部(笑)
・しかし玉入れって普通の高校生の体育祭で玉入れってなくね?
・第二部(爆笑)
・そりゃキンジさん仕方ないっすわー
・まあでも……ね。
・ジーサードさんまじツンデレ
・かなめさんまじかなめさん
・ヒステリア・レガルメンテって、つまりハーレム最強やん
・「戦闘力75倍です」
・「私の戦闘力は100倍です」
・ミサイルを生身で軌道修正って…
・もはやドラゴンボール
・こんな弟は嫌だランキング上位入り必至
・退学?え?


最近ラノベ感想が多いのは、多分受験シーズンに入ったら本なんて読めないよね、って思うと読みたくなるっていうあれです。

というわけでまよチキ!10巻読みました。
実は9巻の内容なんて全然覚えてなかったのは内緒、10巻読んでたら思い出した。

というわけで、感想ですが、
・人間不信ワロエナイ
・宇佐美さんがかわいい
・紅羽ちゃん大人すぎる、というかすごいっす。
・シュレ先輩はただのイケメン、いやまじで、本当にかっこいいですね
・修羅場、ただの修羅場やん
・今後の展開が楽しみすぎて辛い


全体的には、いろいろととても面白かったです
等身大な自分にできることを探すのが大事なのですかね
逃げるというのはそれはそれでとてもつらい事です


と、逃げるが悪みたいに書かれていたまよチキ10巻を読んで、花物語の沼地さんを思い出すと、人間の考えることってさまざまだなーとは思います。

雑記

2012年1月26日 読書
検索ワードの8割が「生徒会の十代」に関することで埋め尽くされています。
本当に面白かったので多分みなさんほかの方の意見を聞きたいんでしょうね。

僕は本とかの感想で読了後にほかの人の意見を見ることはあまりないです。
というのもやっぱり自分が気に入った本が悪く書かれていたりしたらいやですもんね。

最近は「俺ミーツリトルデビル!」とか読んでます。
峰守さんの書くヒロインが素敵すぎる、あとキャラ濃すぎるー。

化物語シリーズも、実は「傾物語」までしか読んでなかったので、花物語読んでます。
やっぱり西尾ワールドの独特さといったらないですね、病みつきになります。

そういえばまよチキ!10巻が出ているらしいので、そっちもチェックしないといけませんね。


え、ポケカ?ドラセレの個人的見解なんて今更書いても誰得臭しかしませんしねw
しいて言うなら皆さん過敏に反応し過ぎかと思います。もっとまったりいきましょうよ、ね?
僕はドラセレなんて目もくれずジバエンブについて今日もあれこれ考えています。
今週末はミネソタ型でも使ってみようかしら、ジムチャレ行けたらだけど。
最近ラノベ的な話題ばっかりでこのブログって何のブログだっけ?という感が無きにしも非ずですがまあ気にしない方向性で行きましょう。


生徒会の十代、読みました。
もう、ね?
こみあげてくる思いが止まらず、そのあとも余韻にしばらく浸っていました。
感想というか、ここからはネタバレ含む可能性がありますので、断固拒否って方はバック推奨



生徒会の一存シリーズ
出会い方は忘れました、多分学校の図書館に置いてあったので読んだのが最初なのでしょうね
一番最初に読んだ感想としては、面白かったです。本当に面白かったです。
バカテスの方が先に刊行していたかもですが、当時は「日常系」で「ギャグ」な作品なんてほとんどなかったですからね。
そこからまあ生徒会ワールドに引き込まれてこんにちに至ります。

それが、今まで大好きで、発売日に購入するというまあよくあるていどのファン根性ですがまあそれでも本当に大好きだった作品が、
一応、本編が、終わりました。
まあまだまだ生徒会ワールドが完全に終わったわけではありませんがね。


「生徒会の十代」の感想ですかね
いつも通り箇条書き形式かつネタバレしかないです
・開幕リリシアさん、え? え? おかしくね? ここにきてまさかのこの立ち位置?
・まぎるさんが真面目です。マテゴを読んでいると、まぎるさんの気持ちが痛いほど伝わってきます。やばいです。すでにもうここでもうやばいです。
・「締める生徒会」がいつもの生徒会すぎてトーンの差に逆に安心しました。
・「生徒会でやるそのパターンは、大体毎回グダグダなオチになるでしょう!」
・『さて、次はデート・ア・ライブの新刊読もおっと』
・強くてニューゲーム状態の生徒会はもはや生徒会じゃないというのはもうね、というか現状スペックまだその域に達していないですよね生徒会の皆さん?
・「電〇文庫に捧ぐ」
・オチまでいつも通りで安心したわ
・卒業式パートに入るとこのしんみり感、同じ小説とは思えない
・知弦さんまじ美少女
・「託す生徒会」って杉崎残るくね?と思ったらオチだった件
・物語開始当初より関係が悪化しているとは真のバッドエンドですね
・真冬ちゃんのゲームデータとかむしろ欲しいわ
・杉崎の気持ちって、読者である僕らが思っているその50倍くらいは別れが辛いと思うと痛いぐらいに伝わってきますね。今思い出しただけでも涙腺が…
・深夏さん伝説刻み込みすぎ
・最後の「こんばっぱー」だと思うと物悲しいですね
・3回殺される真冬ちゃん
・逆らう事の出来ない天の声
・「加えられた設定」まじシュール
・鼻で笑うって、難しいですよねー、声でないし
・「ハァ!? 聖職者!? 貴女が!? は、ハハハハハッ! 傑作! 傑作ねそれは!」
・「……………か~ら~の~!」
・あれ? まぎるさんたしかラジオ出てきてなかったっけ? 気のせいだっけ?
・『みそでんがくー!』
・真冬ちゃんまじ健気、
・なんということでしょう!
・もはや生徒会室が異空間である
・ひたすらこの学校にいたいと言い続ける送辞と答辞っていったい…
・会長が大人だと思ったら必死に背伸びしてる子供でした。まじいい子すぎる。
・「世の中がつまらないんじゃないの! 貴方がつまらない人間になったのよっ!」
・「世の中はつまらないですよ」
・「だって…………この生徒会で過ごした一年は、最高に、楽しすぎましたから」
・もうこの時点で涙腺崩壊気味である
・杉崎まじ鈍感、まじ鈍感すぎる
・そしてギュルゲー的な展開、ふつくしい
・「ほんとは………………ほんとはねっ」
・「う……………うわぁあああああああああああああああああああああん」
・ここでもうあれ、もうダメ
・杉崎は最後までイケメンでしたとさ。めでたし  めでたし。





何というか、終わりがきれいすぎないのも、いいですね、せきなさんらしいです。
前作のマテゴもあんな終わり方だったので、逆にこういう終わり方もこころにジュギュンってきますね
本当にいい作品でした。


今週も模試、来週も模試、模試の勉強もセンターの復習もできやしない、そんな毎日です。
まあ悲観的になってはせっかくの幸運も逃げていきますし、ネガティブ禁止で行きましょう
「悲観的に考え、楽観的に行動せよ」とはうまくいったものですね。

さて、そんなこんなで本の紹介、どうせラノベです。
今日紹介するのは「ほうかご百物語」です。

まずなんといっても作者の峰守ひろかず様はなんとシガーな方です。
もうこれだけで購買意欲がそそられます。
僕も友達に勧められたとき、「作者は滋賀にいる」ということで、なんとなく興味をもって読み始めました。

内容は、妖怪退治のバトル成分3割、雑談2割、ラブコメ成分5割程度で構成されております。
バトルの爽快さもさることながら、この作品の特徴というかいいところはなんといってもキャラクター
やっぱりキャラクターって小説の中で重要なファクターだなーと読んで感じた作品です。

まあみんながみんな物凄い良いキャラなんですが、なんといっても主人公ですかね。
主人公の白塚真一は、絵描きです。美術部所属の高校生です。
普段は何の役にも立たないけど、やるときはやるという感じといえばありふれたキャラなのですが、もういろいろな意味で吹っ切れています。
まあ読んでいただければわかるので多くは語りませんが、あえていうならば
2ページに一回くらいの高頻度でヒロイン賞賛が入ります。ね?濃いキャラでしょ?

最後の最後まで憎たらしいくらいのハッピーっぷりを披露してエンド。
笑顔で「末永く爆発しろ」といいたくなるような作品なのでオススメです。
今日の記事は「今年を振り返って ポケカ編」の予定を変更して
ふらっといった本屋さんにふらっとおいてあったのでふらっと読んでみた感想です
極力ネタバレは避けますがまあ苦手な方はバック推奨ですね


「バカとテストと召喚獣 10」
超展開 to 超展開
いろいろとシュールな展開でしたがラストでもうポカーンでしたね
真面目回だったのでお笑い成分は少なめでしたがお笑い成分以外で普通に面白かったです
バカテスも徐々にクライマックスに向かっていって一抹の寂しさを感じますがまあ最後まで楽しくいきましょう


「若紫 ヒカルが地球にいた頃」
やばい、いい子すぎる
最後まで読んでから最初に戻って読み返すとまたもうウワーってなります
最後の方はもう感動がブワワーって押し寄せてきましたね、ほんとすごいです
葵の上も帆夏さんもかわいすぎますね
「若紫」は授業でもやったのである程度予備知識はあったので読みやすかったです



さて、明日はポケカおさめで元気に行く予定です
参加される皆さんよろしくお願いします

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