「1%しか知らない100%幸せになる方法」
2013年3月18日 学校・勉強 コメント (2)※偏見記事です。
「1%しか知らない100%幸せになる方法」
「成功する人の100の法則」
なんだか最近こういう本をよく巷で見かける気がします。
そしてそういう本によくついている帯。
「絶賛大好評○○万部突破!!」
「『この本を呼んでものの考え方が180度変わりました。もっと早くこの本と出合いたかったです』(30代男性)」
僕はこういう類の本が好きでしたので結構読んだりしていたわけです。
そして今日も書店にぶらりと立ち寄った時にこういう本を立ち読みして、面白そうだから買おうかなーと思ったときにふと帯を読んだら、こんなことが書いてありました。
「世の中の人は、この中に書いてあるごくわずかな情報のために、何百万も使う。
つまりここに書いてある情報をすべてかみしめて実戦すれば、あなたは巨額の富を築くことができる。
貴方はお金を払い続ける側の人間で居続けますか?それともお金が集まってくる側の人間になりますか?」
まあ多少文章は違いますけど、多分こんな感じの事が書かれてたんですよ。
そしてこの本がいかに素晴らしいかをその後帯(というか裏表紙のカバー)に延々と書き連ねてあり、そして最後にもう一度表紙に返して帯を読むと、
「25万部突破!!」
その文字を読んだときふと思いました。
(もしかして、僕みたいななまじ幸せになりたい、成功したい人はこういう本に延々とお金を払い続ける側になってしまうのかな?)
そうだとしたら、僕は、この本を買って読むことがそもそも「お金を払い続ける側の人間」にあまんじていることになります。
しかもたちが悪いことに、こういう本が好きな人というのは「自分はこういう本が好きだからいずれ人生の勝ち組になれる!」と思っていることです。
考えてみれば。
そもそもこういういろいろと有耶無耶で複雑で不安な世の中にいるわけですから、誰だって幸せになりたいですし成功したいとココロの中では思っていると思うんですよね。
そういう人に、成功した人から「こうすれば成功する!夢がかなう!」と言われたり、幸せな人から「こうすれば幸せになる!」と言われると、しかもそれが2000円とかからない書物として手に入れられるなら。
まず間違いなく、買うと思うんですよね。
そして読了してこう思う。
「これを明日から実践すれば自分も幸せになれる!」
よく考えれば。いや、よく考えなくても、冷静な頭で少しでも考えれば。
100%成功する、100%幸せになれるなんてあり得るわけないのに。
そういう文字に踊らされてそういう本を読んで、それで読了後に少々の幸福感を味わって。
でも日常は変わらず理不尽で、横暴で。
だからまたそういう本を買って読む。
「他の人は知らない、自分だけがこのお得情報を知っている!」という点もポイントですよね。
読了後に幸福感とともに優越感も得られますから。
こうして「幸せ・成功市場」はどんどんと拡大していくわけですか。
いやー、本当に頭のいい人はどうすればお金が手に入るかわかってるってことですかね。
もちろん本当の善意からそういう情報を発信している方もいるかもしれませんが。
「1%しか知らない100%幸せになる方法」
「成功する人の100の法則」
なんだか最近こういう本をよく巷で見かける気がします。
そしてそういう本によくついている帯。
「絶賛大好評○○万部突破!!」
「『この本を呼んでものの考え方が180度変わりました。もっと早くこの本と出合いたかったです』(30代男性)」
僕はこういう類の本が好きでしたので結構読んだりしていたわけです。
そして今日も書店にぶらりと立ち寄った時にこういう本を立ち読みして、面白そうだから買おうかなーと思ったときにふと帯を読んだら、こんなことが書いてありました。
「世の中の人は、この中に書いてあるごくわずかな情報のために、何百万も使う。
つまりここに書いてある情報をすべてかみしめて実戦すれば、あなたは巨額の富を築くことができる。
貴方はお金を払い続ける側の人間で居続けますか?それともお金が集まってくる側の人間になりますか?」
まあ多少文章は違いますけど、多分こんな感じの事が書かれてたんですよ。
そしてこの本がいかに素晴らしいかをその後帯(というか裏表紙のカバー)に延々と書き連ねてあり、そして最後にもう一度表紙に返して帯を読むと、
「25万部突破!!」
その文字を読んだときふと思いました。
(もしかして、僕みたいななまじ幸せになりたい、成功したい人はこういう本に延々とお金を払い続ける側になってしまうのかな?)
そうだとしたら、僕は、この本を買って読むことがそもそも「お金を払い続ける側の人間」にあまんじていることになります。
しかもたちが悪いことに、こういう本が好きな人というのは「自分はこういう本が好きだからいずれ人生の勝ち組になれる!」と思っていることです。
考えてみれば。
そもそもこういういろいろと有耶無耶で複雑で不安な世の中にいるわけですから、誰だって幸せになりたいですし成功したいとココロの中では思っていると思うんですよね。
そういう人に、成功した人から「こうすれば成功する!夢がかなう!」と言われたり、幸せな人から「こうすれば幸せになる!」と言われると、しかもそれが2000円とかからない書物として手に入れられるなら。
まず間違いなく、買うと思うんですよね。
そして読了してこう思う。
「これを明日から実践すれば自分も幸せになれる!」
よく考えれば。いや、よく考えなくても、冷静な頭で少しでも考えれば。
100%成功する、100%幸せになれるなんてあり得るわけないのに。
そういう文字に踊らされてそういう本を読んで、それで読了後に少々の幸福感を味わって。
でも日常は変わらず理不尽で、横暴で。
だからまたそういう本を買って読む。
「他の人は知らない、自分だけがこのお得情報を知っている!」という点もポイントですよね。
読了後に幸福感とともに優越感も得られますから。
こうして「幸せ・成功市場」はどんどんと拡大していくわけですか。
いやー、本当に頭のいい人はどうすればお金が手に入るかわかってるってことですかね。
もちろん本当の善意からそういう情報を発信している方もいるかもしれませんが。
コメント
あれと「苫米地さんの残り99%の脳の使い方」
(確かこんな題名だと思ったけど人に貸してて手元にない!)
を組み合わせて読んだら結構面白かったよ~
どちらも実は読んだことがないんですよね・・・。お恥ずかしながら。
また探して読んでみますー。