小説『インビジブル』(岩関昂道、メディアワークス)感想
2013年8月31日 読書 コメント (3)一ファンとして読むことを強いられていましたよっと。
ということで買って読んでみました。相変わらず表紙がいいですね!
ネタバレしかしませんのダメな方はバック推奨。
感想としては「なんか違う」という一言に尽きるかな、と思います。何と言いますか、人生リセットボタンの時も似たような気持ちだったのですが、今回もひいき目にみても全くボカロを知らない他人に「おもしろいからオススメ」と勧められるようなものでは無かったんですよね。うーん。何かが足りない。
今回の作品は、作品全体を通して人生リセットボタンよりは統一性があって、面白かったと思いますが、この作品がkemuさんの「インビジブル」を題材にしている気がしません。
透明人間ものに強引にキャラを突っ込んだ印象です。でなきゃあんな超展開にはならんでしょう。
人が望んで、透明になって、葛藤があって、絶望して、それでも最後に救いがある、というのがインビジブルだと思うのですが、作中では「居場所」というキーワードにこだわりすぎた感があります。
序盤はすごく面白かっただけに、あの超展開には悪い意味で期待を裏切られましたね。
前作が「歌詞をなぞった結果エンターテイメント性に欠けた」のに対し、今回は「エンターテイメント性を求めたら歌詞と違うものになった」ということですかね。
ただカミサマネジマキで触れられていたように、マキちゃんが、「望みを叶えるためにもっと素敵な三次元を創る」ために行動しているのだとすれば、あの設定も強引と言い切るのは早計なのかな?それにしてももう少しやりようがあったと思うのですが。
読了してから筆者紹介を読むと皮肉に見えるから不思議です。
まあ何より残念だったのが、筆者がそもそもこの曲に元々入れ込んでいたわけではなかった、ということですかね。うーん。
ということで買って読んでみました。相変わらず表紙がいいですね!
ネタバレしかしませんのダメな方はバック推奨。
感想としては「なんか違う」という一言に尽きるかな、と思います。何と言いますか、人生リセットボタンの時も似たような気持ちだったのですが、今回もひいき目にみても全くボカロを知らない他人に「おもしろいからオススメ」と勧められるようなものでは無かったんですよね。うーん。何かが足りない。
今回の作品は、作品全体を通して人生リセットボタンよりは統一性があって、面白かったと思いますが、この作品がkemuさんの「インビジブル」を題材にしている気がしません。
透明人間ものに強引にキャラを突っ込んだ印象です。でなきゃあんな超展開にはならんでしょう。
人が望んで、透明になって、葛藤があって、絶望して、それでも最後に救いがある、というのがインビジブルだと思うのですが、作中では「居場所」というキーワードにこだわりすぎた感があります。
序盤はすごく面白かっただけに、あの超展開には悪い意味で期待を裏切られましたね。
前作が「歌詞をなぞった結果エンターテイメント性に欠けた」のに対し、今回は「エンターテイメント性を求めたら歌詞と違うものになった」ということですかね。
ただカミサマネジマキで触れられていたように、マキちゃんが、「望みを叶えるためにもっと素敵な三次元を創る」ために行動しているのだとすれば、あの設定も強引と言い切るのは早計なのかな?それにしてももう少しやりようがあったと思うのですが。
読了してから筆者紹介を読むと皮肉に見えるから不思議です。
まあ何より残念だったのが、筆者がそもそもこの曲に元々入れ込んでいたわけではなかった、ということですかね。うーん。
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