【コラム】よくわからないポケモンカードデッキ構築論
2013年11月21日 ポケモンカードの理論的ななにか コメント (4) 環境についてあれこれと思うところがあったのを某所でぼやいていたら、「じゃああんたが自分の構築論を語れよ」と言われたので書きます。
組み方はそれなりにイレギュラーかもですが参考にしていただければと思います。
ちなみに僕のデッキの組み方は、「手持ちのカード資産も乏しく、練習時間が取れないようなヘッポコプレーヤー」が苦肉の策としてやっていることですので、テンプレデッキで結果を出す、というスタイルの方とは、どうしても相容れないところがあります。
後、偏見に満ち溢れた記述が一部で見られる恐れがありますが。ご注意ください。
まず僕が新しいデッキを組む際の流れは
①強いポケモンを見つける。
②ポケモンを元にコンセプトを決める。
③そのコンセプトで対応できないデッキを想定し、その対策となるポケモンを入れる。
④サポーター、グッズをシンプルに、エネルギーを多めに入れ、デッキの骨格を作る。
⑤60枚以上の場合はエネルギーを減らして60枚にする。
まずこれでデッキの「初期型」を組みます。
デッキレシピ「ゴミ虫(http://otonpcg.diarynote.jp/201311120910137829/)」を例にしながら、一つ一つの項目を解説していきます。
①強いポケモンを見つける。
ちょうど新弾が来月に発売しますので、その中で「このポケモンは強そう!」と直感的に思ったポケモンをここでは見つけます。
また、環境が凝り固まってきても、相手に使われて、「このカードは強いな」とか、「このカードがめんどくさいな」とか思ったら、それを頭の片隅に留めておくと、デッキを考える際のアイデアの元になったりもします。
ゴミ虫の場合、「アギルダーつえーやべー」と長らく考えていたのでそれを参考にしました。それ以外だとアブソルpsとかシャンデラとかが、個人的には最近デッキを組みたいと思えるくらい強いカードですかね。
②ポケモンを元にコンセプトを決める。
大事なのはここです。
例えばアギルダーの場合、ゴチアギなどという既存のデッキコンセプトがありますが、それをコンセプトごと転用すると、テンプレデッキに陥りがちです。グッズ一枚とって、「俺のこのグッズの配分斬新だろ!!俺カッケー!!」とかぐらいしか個性を出せません。
別にテンプレデッキが悪いわけではありませんが、僕のようにカード資産もなければデッキを組んで実践を通して練習する時間もないような人が強いプレーヤーに勝つためには、どうしても人と違ったことをしないと上には上がれません。まあ目立った結果を出したことがあるわけではありませんが。
楽しく勝つためには、一度思考をフラットにして、「このポケモンを最大限生かせるような組み合わせは何だろう?」と、わくわくしながら考えてコンセプトを作ることだと考えています。
ここでは、どのようなアプローチでコンセプトを考えてもいいと思いますが、僕は「このポケモンが、既存のメタ環境の中で生きる組み合わせはなんだろう?」と考えています。その中で、「ケルキャンが多い最近の環境では、アギルダーをゴチなどと組ませるのではなく、ダストと組ませることがもっとも望ましいのではないか?」と考えました。
特性でドローすることによって恒久的にアギルダーで回すのではなく、ダストでロックをしながらアギルダーで殴ることによって、ケルキャンでは相手が対応できませんので、このデッキに対して初見の対応を強いられることになり、それはプレイング面において大きなアドバンテージになりえます。
③そのデッキコンセプトで対応できないデッキを想定し、対策となるポケモンを入れる。
基本的に、コンセプトを考えた後は、「そのコンセプトに特化したデッキにしよう!」というのでは、ファンデッキの域を出ないことが多いです。
もちろんそれでもかまわない、という場合も多いですが、大会本選とかで使用しようと思うとどんなデッキと当たっても連勝できるようにしないといけないので、苦手なデッキ、いわゆる「切ったデッキ」を作らない構築にすることが重要です。
コンセプトを崩さない程度に、あらゆるデッキ、少なくとも自分が想定しうるデッキへのプレイングを考え、「これはどう考えても相手が事故らないと勝てない」と思うようなデッキに対しては構築の段階で対策を考えておきましょう。
ゴミ虫の場合は、ダストアギだけではロックが不十分に陥りがちなので、ロックを補完する意味でのランドEXを壁として採用。また、ボール多投で高速展開するというビジョンは最初からあったので、そのようなデッキに対して強く出ていけるアブソルが最速で飛んできたときに対処できるように、ダゲキを採用しました。
④サポート、グッズをシンプルに、エネルギーを多めに入れ、デッキの骨格を作る。
デッキコンセプトや、そこから想定される展開、立ち回りに応じてサポーターやグッズを入れるわけですが、最初のうちは「あれもこれも」という選び方ではなく、できるだけシンプルに、コンセプトから想定される立ち回りをもっともしやすい配分にしておくのが理想です。
というのも理由は簡単で、省エネデッキだから満タンを入れたい、特性依存だからスクラッパーを多く入れたい、という風に最初からしていると、だんだんコンセプトからずれたデッキになってしまいますし、骨格段階での枚数はどうしても80枚とかになってしまいます。
なので、自分がやりたいことに特化した構築にして、実践を通していく中で、「あのデッキにはあの立ち回りが必ず必要」などとした方が、自分の手になじんだデッキになります。
そしてエネルギーを多めに想定して投入し。デッキの骨格が完成です。
ゴミ虫の場合、
・ボールによる高速展開
・多めのサポーターによるデッキ圧縮から特性に依存しない展開
の二点と、ダストを立てバングルアギルダーで殴るというコンセプトにのっとり当初から配分していました。今のデッキレシピ」の配分は、当初から大きくは変わっていません。
⑤60枚以上の場合はエネルギーを減らして60枚にする。
たいてい構築段階では、エネルギーの最適枚数がわからないので、とりあえずあぶれた分はエネルギーを抜いていき、「これじゃ少なすぎる」と体感的に感じたら、コンセプトを考慮しつつ、グッズやサポート、ポケモンを抜きます。
最初はランドEX3枚やダゲキ2枚、アギルダー4枚で考えていましたが、この段階でエネルギーは8枚より減らせないと思い、泣く泣くこの辺を削って完成です。
こうして、最初の構築ができるわけですが、そこから一人回し、実戦を通してデッキをブラッシュアップしていく必要がありますが、それの僕なりのやり方は、また機会があれば書こうと思います。
組み方はそれなりにイレギュラーかもですが参考にしていただければと思います。
ちなみに僕のデッキの組み方は、「手持ちのカード資産も乏しく、練習時間が取れないようなヘッポコプレーヤー」が苦肉の策としてやっていることですので、テンプレデッキで結果を出す、というスタイルの方とは、どうしても相容れないところがあります。
後、偏見に満ち溢れた記述が一部で見られる恐れがありますが。ご注意ください。
まず僕が新しいデッキを組む際の流れは
①強いポケモンを見つける。
②ポケモンを元にコンセプトを決める。
③そのコンセプトで対応できないデッキを想定し、その対策となるポケモンを入れる。
④サポーター、グッズをシンプルに、エネルギーを多めに入れ、デッキの骨格を作る。
⑤60枚以上の場合はエネルギーを減らして60枚にする。
まずこれでデッキの「初期型」を組みます。
デッキレシピ「ゴミ虫(http://otonpcg.diarynote.jp/201311120910137829/)」を例にしながら、一つ一つの項目を解説していきます。
①強いポケモンを見つける。
ちょうど新弾が来月に発売しますので、その中で「このポケモンは強そう!」と直感的に思ったポケモンをここでは見つけます。
また、環境が凝り固まってきても、相手に使われて、「このカードは強いな」とか、「このカードがめんどくさいな」とか思ったら、それを頭の片隅に留めておくと、デッキを考える際のアイデアの元になったりもします。
ゴミ虫の場合、「アギルダーつえーやべー」と長らく考えていたのでそれを参考にしました。それ以外だとアブソルpsとかシャンデラとかが、個人的には最近デッキを組みたいと思えるくらい強いカードですかね。
②ポケモンを元にコンセプトを決める。
大事なのはここです。
例えばアギルダーの場合、ゴチアギなどという既存のデッキコンセプトがありますが、それをコンセプトごと転用すると、テンプレデッキに陥りがちです。グッズ一枚とって、「俺のこのグッズの配分斬新だろ!!俺カッケー!!」とかぐらいしか個性を出せません。
別にテンプレデッキが悪いわけではありませんが、僕のようにカード資産もなければデッキを組んで実践を通して練習する時間もないような人が強いプレーヤーに勝つためには、どうしても人と違ったことをしないと上には上がれません。まあ目立った結果を出したことがあるわけではありませんが。
楽しく勝つためには、一度思考をフラットにして、「このポケモンを最大限生かせるような組み合わせは何だろう?」と、わくわくしながら考えてコンセプトを作ることだと考えています。
ここでは、どのようなアプローチでコンセプトを考えてもいいと思いますが、僕は「このポケモンが、既存のメタ環境の中で生きる組み合わせはなんだろう?」と考えています。その中で、「ケルキャンが多い最近の環境では、アギルダーをゴチなどと組ませるのではなく、ダストと組ませることがもっとも望ましいのではないか?」と考えました。
特性でドローすることによって恒久的にアギルダーで回すのではなく、ダストでロックをしながらアギルダーで殴ることによって、ケルキャンでは相手が対応できませんので、このデッキに対して初見の対応を強いられることになり、それはプレイング面において大きなアドバンテージになりえます。
③そのデッキコンセプトで対応できないデッキを想定し、対策となるポケモンを入れる。
基本的に、コンセプトを考えた後は、「そのコンセプトに特化したデッキにしよう!」というのでは、ファンデッキの域を出ないことが多いです。
もちろんそれでもかまわない、という場合も多いですが、大会本選とかで使用しようと思うとどんなデッキと当たっても連勝できるようにしないといけないので、苦手なデッキ、いわゆる「切ったデッキ」を作らない構築にすることが重要です。
コンセプトを崩さない程度に、あらゆるデッキ、少なくとも自分が想定しうるデッキへのプレイングを考え、「これはどう考えても相手が事故らないと勝てない」と思うようなデッキに対しては構築の段階で対策を考えておきましょう。
ゴミ虫の場合は、ダストアギだけではロックが不十分に陥りがちなので、ロックを補完する意味でのランドEXを壁として採用。また、ボール多投で高速展開するというビジョンは最初からあったので、そのようなデッキに対して強く出ていけるアブソルが最速で飛んできたときに対処できるように、ダゲキを採用しました。
④サポート、グッズをシンプルに、エネルギーを多めに入れ、デッキの骨格を作る。
デッキコンセプトや、そこから想定される展開、立ち回りに応じてサポーターやグッズを入れるわけですが、最初のうちは「あれもこれも」という選び方ではなく、できるだけシンプルに、コンセプトから想定される立ち回りをもっともしやすい配分にしておくのが理想です。
というのも理由は簡単で、省エネデッキだから満タンを入れたい、特性依存だからスクラッパーを多く入れたい、という風に最初からしていると、だんだんコンセプトからずれたデッキになってしまいますし、骨格段階での枚数はどうしても80枚とかになってしまいます。
なので、自分がやりたいことに特化した構築にして、実践を通していく中で、「あのデッキにはあの立ち回りが必ず必要」などとした方が、自分の手になじんだデッキになります。
そしてエネルギーを多めに想定して投入し。デッキの骨格が完成です。
ゴミ虫の場合、
・ボールによる高速展開
・多めのサポーターによるデッキ圧縮から特性に依存しない展開
の二点と、ダストを立てバングルアギルダーで殴るというコンセプトにのっとり当初から配分していました。今のデッキレシピ」の配分は、当初から大きくは変わっていません。
⑤60枚以上の場合はエネルギーを減らして60枚にする。
たいてい構築段階では、エネルギーの最適枚数がわからないので、とりあえずあぶれた分はエネルギーを抜いていき、「これじゃ少なすぎる」と体感的に感じたら、コンセプトを考慮しつつ、グッズやサポート、ポケモンを抜きます。
最初はランドEX3枚やダゲキ2枚、アギルダー4枚で考えていましたが、この段階でエネルギーは8枚より減らせないと思い、泣く泣くこの辺を削って完成です。
こうして、最初の構築ができるわけですが、そこから一人回し、実戦を通してデッキをブラッシュアップしていく必要がありますが、それの僕なりのやり方は、また機会があれば書こうと思います。
コメント
>「そのコンセプトに特化したデッキにしよう!」というのでは、ファンデッキの域を出ないことが多いです。
あばばばばば(゜∀。)
ここで脳筋にならないように気をつけます
少しずつファンデッキの域を出ようと思ってま~す (^^)/
構築の際のその手順が自分とほぼ一緒の為、思わずコメント致しました。
自分はポケモンとエネで30、トレーナーズで30で取り敢えず組んで、そこから±2~4等と組んでいきますが過程がほぼ一緒でした。
手持ちカード事情も同感で、無いものはしょうがないと他の手を考えます。
例えばレックビールのVジェネが無かったら、ロトムを入れるとか....と。
リンク頂戴致します。よろしくお願いします!