マイナー

2014年3月9日 読書
 最近マイナーなラノベを買いあさったりしています。マイナーなのを意図的に手に取っている、というよりは、中古本屋で手に取るような面白そうなタイトルが基本的にマイナーだっただけですけど。
 マイナータイトルのいいところは、人気ジャ○プ漫画のように間延びせずにスカッと終わるところですね。個人的には「もうちょっと読みたい!」と思えるようなところで終わる作品が結構好きだったりします。 ただしダブルアーツは短すぎワロタですが。

 最近読了したのでは、
 「月見月理解の探偵殺人」(全5巻)
 「彼と人喰いの日常」(全4巻)
 が面白かったですね。両方GA文庫の作品ですが、ステマではありませんよ、ええ。

 この二作品に共通しているのは、「主人公が大事なモノを守るために手段を選ばない」ところです。二作品とも、主人公は正論と自分の価値観がすこしだけズレています。そのような中で葛藤があったりとか、思うようにいかなかったりとかもありつつ、でも最後は結局キレイに伏線回収してエンド、となっているのは、ラノベならではなのかな、と思います。マンガだとその他諸々のしがらみが多いですからね。

 ただマイナー作品は、やはり万人受けするようなモノでもないからこそマイナーなのかな、と思います。主人公の価値観が独特なので、こういうのが嫌いな人も多いのかもしれません。目的のためならためらいなく人を陥れるとかいうのが嫌いな人には、このような作品はなかなかに理解不能なのではないでしょうか。
 それでも、毒にも薬にもならないようなチープなお話よりは、毒になるくらいの強烈な印象に残る作品の方が僕は好きなので、時間的金銭的余裕のあるときにまた古本屋巡りをしたいものです。

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