【コラム】地域の違いを理解せよ!
2015年1月20日 ポケモンカードの理論的ななにか コメント (10) 一応前置き。
当記事は特定の誰かを誹謗中傷するものではなく、あくまで私個人の意見を述べ、議論を喚起する目的で書かれたものです。また、基本的には文章内で登場する発言、レシピなどは本人の許諾なく記載しておりますので、何か問題があれば即刻記事を削除します。
ちなみに今日のパラレルは茶番やってました。
※今回の考察は、関西≒大阪、関東≒東京という認識で記事を書いておりますので、他府県のプレーヤーには当てはまらない可能性があります。ご了承ください。
さて、本日某所で、関西でポケカをしているAさんと、関東でポケカをしているBさんの興味深いやりとりがありました。
A「イベアーケってなんで強いん?」
B「だって立てたら強い相手多いやろ?」
A「でもミラーとかやとデッキパワー落ちるから勝てんやんか」
B「スペース割く言うても2~3枚程度やし問題ないやんか」
A「は?そんなんで立つと思ってんの?サイド落ちとか考えてないんか?」
B「立てなあかん相手に当たってかつサイドに落ちることなんてそんなにないやろ。むしろ択としてアーケオス立てるっていう択があるほうが強いやんけ」
内容をざっくりとまとめるとこんな感じです。
このやりとりから見ていくと、
ということがいえるかと思います。(もちろん、これはこの二人のやりとりから判断したものであり、全体を指すものとは言えませんが、今回はこの前提を踏まえてお話します。)
なぜこのようにデッキタイプで嗜好の違いが如実に表れているのか、大きく理由は2点あると考えられます。
1点目は、ジムバトル実地回数の違いです。
関西でも、毎日ジムバトルを行っている店舗はありますが、関東、特に東京では、複数の店舗で毎日ジムバトルが行われており、参加者も関西より多いというのが現状かと思います。
そのため、関東では必然的にポケカが出来る機会に恵まれている方が多く、そのような方は「今日勝てなくても明日は全勝できる」という、リスクが高くデッキパワーの高いデッキを選択することも可能です。逆に、関西では、機会が少ないため、数少ない機会を棒に振ることを避けたいがために、安定性のあるデッキを使うのではないでしょうか。
以前どなたかが、「海外では日本と比べて公式大会が多く開催されるため、日本よりもコインを忌避しない」というのをおっしゃっていましたが、それと近いです。
2点目は、(これは私の偏見が少し入りますが)関西と比べて関東の方が少しデッキバリエーションが少ないことが挙げられます。
これは、関東ではチームなどでまとまって動いている人々が多いことに由来していると考えられます。
デッキバリエーションが少ない場合、想定しうるデッキの数も限られてきますから、必然的に「それらすべてを見る」ということが可能です。
逆に、関西では、デッキバリエーションが多い場所が多いので、全てに対して優位を取る、ということが実質上困難なことが、「切る」デッキを作っている所以かと思われます。
また、デッキバリエーションの違いについて考えられる原因が、関東には名前の通ったプレーヤーの影響力が大きいのに対し、関西では名前の通ったプレーヤーがそもそも少なく、影響力が小さいからという理由です。
関東では、比較的SNSやブログ等で露出をしている人が環境の最先端を走っており、そのような方々が結果を残すことによって、その地域のプレーヤーが「自分もあんなデッキを組んでみよう!」と影響されることが多いと感じます。影響力のあるプレーヤーが、一定期間同じデッキを使い続けることで、より多くの人に「このデッキは強い」という印象を与えている、ということも考えられます。
対して、関西では、そもそも露出をしている人が少なく、かつ、影響力のある強いプレーヤーは同じデッキを使うことなく、様々なデッキを使っている傾向があります。そのため、あるプレーヤーが連日好成績を叩きだしていたとしても、「あのデッキが強い」ではなく、「あのプレーヤーが強い!」という認識になり、デッキを真似する、ということにつながらないのではないでしょうか。
このように、地域による嗜好の違いは確実に存在します。そのため、遠征、大型大会等で、もし結果を出したいと考えるのであれば、多くの情報収集が必要なわけですね!
当記事は特定の誰かを誹謗中傷するものではなく、あくまで私個人の意見を述べ、議論を喚起する目的で書かれたものです。また、基本的には文章内で登場する発言、レシピなどは本人の許諾なく記載しておりますので、何か問題があれば即刻記事を削除します。
ちなみに今日のパラレルは茶番やってました。
※今回の考察は、関西≒大阪、関東≒東京という認識で記事を書いておりますので、他府県のプレーヤーには当てはまらない可能性があります。ご了承ください。
さて、本日某所で、関西でポケカをしているAさんと、関東でポケカをしているBさんの興味深いやりとりがありました。
A「イベアーケってなんで強いん?」
B「だって立てたら強い相手多いやろ?」
A「でもミラーとかやとデッキパワー落ちるから勝てんやんか」
B「スペース割く言うても2~3枚程度やし問題ないやんか」
A「は?そんなんで立つと思ってんの?サイド落ちとか考えてないんか?」
B「立てなあかん相手に当たってかつサイドに落ちることなんてそんなにないやろ。むしろ択としてアーケオス立てるっていう択があるほうが強いやんけ」
内容をざっくりとまとめるとこんな感じです。
このやりとりから見ていくと、
【関西】
・多くあるトップメタデッキのマッチの中で勝率を高め、ある程度デッキを「切る」ことも辞さない。
・サイド落ちなどの不確定要素を嫌う。
【関東】
・大会中で一回当たる程度の準メタ程度までをにらみ、全てのデッキに勝てるようデッキを構築する。
・リスクにはある程度寛容的で、その分デッキパワーを高める事を嗜好する。
ということがいえるかと思います。(もちろん、これはこの二人のやりとりから判断したものであり、全体を指すものとは言えませんが、今回はこの前提を踏まえてお話します。)
なぜこのようにデッキタイプで嗜好の違いが如実に表れているのか、大きく理由は2点あると考えられます。
1点目は、ジムバトル実地回数の違いです。
関西でも、毎日ジムバトルを行っている店舗はありますが、関東、特に東京では、複数の店舗で毎日ジムバトルが行われており、参加者も関西より多いというのが現状かと思います。
そのため、関東では必然的にポケカが出来る機会に恵まれている方が多く、そのような方は「今日勝てなくても明日は全勝できる」という、リスクが高くデッキパワーの高いデッキを選択することも可能です。逆に、関西では、機会が少ないため、数少ない機会を棒に振ることを避けたいがために、安定性のあるデッキを使うのではないでしょうか。
以前どなたかが、「海外では日本と比べて公式大会が多く開催されるため、日本よりもコインを忌避しない」というのをおっしゃっていましたが、それと近いです。
2点目は、(これは私の偏見が少し入りますが)関西と比べて関東の方が少しデッキバリエーションが少ないことが挙げられます。
これは、関東ではチームなどでまとまって動いている人々が多いことに由来していると考えられます。
デッキバリエーションが少ない場合、想定しうるデッキの数も限られてきますから、必然的に「それらすべてを見る」ということが可能です。
逆に、関西では、デッキバリエーションが多い場所が多いので、全てに対して優位を取る、ということが実質上困難なことが、「切る」デッキを作っている所以かと思われます。
また、デッキバリエーションの違いについて考えられる原因が、関東には名前の通ったプレーヤーの影響力が大きいのに対し、関西では名前の通ったプレーヤーがそもそも少なく、影響力が小さいからという理由です。
関東では、比較的SNSやブログ等で露出をしている人が環境の最先端を走っており、そのような方々が結果を残すことによって、その地域のプレーヤーが「自分もあんなデッキを組んでみよう!」と影響されることが多いと感じます。影響力のあるプレーヤーが、一定期間同じデッキを使い続けることで、より多くの人に「このデッキは強い」という印象を与えている、ということも考えられます。
対して、関西では、そもそも露出をしている人が少なく、かつ、影響力のある強いプレーヤーは同じデッキを使うことなく、様々なデッキを使っている傾向があります。そのため、あるプレーヤーが連日好成績を叩きだしていたとしても、「あのデッキが強い」ではなく、「あのプレーヤーが強い!」という認識になり、デッキを真似する、ということにつながらないのではないでしょうか。
このように、地域による嗜好の違いは確実に存在します。そのため、遠征、大型大会等で、もし結果を出したいと考えるのであれば、多くの情報収集が必要なわけですね!
コメント
操作することもゲームなのかもしれないけど、環境を楽しむことが一番ですよね。
いつも拝見興味深く拝見させて頂いています
関東でポケモンカードやっていまが
大会などではミラーも多いと思いと感じます。
遠征をして無いのでわかりませんが
関西の大会ではそんなに多種のデッキが
あるのでしょうか?
地域での違いは興味深いですね(^∇^)
先日この環境終わりまで、アオギリバリスタしか使わないと誓いましたっ!
勝てないデッキには勝てないですからねー
以前から拝見しておりましたが、今回非常に興味深く参考になる記事なのでコメントさせていただきます。
自分のデッキが苦手な相手に刺さるカードを数枚入れる方が多数存在します。これは地域性というより大型大会の成績からくるものではないでしょうか?
実際ここ数年の上位入賞者のデッキは、
流行の構築+秘密兵器(メインで活躍するものではなく自分の苦手に対応するカード)
となっているように感じられます。(例外もございますが…)
ですからジムバトルで優勝を逃した後
「あの時、あのカードが有れば逆転できたんじゃ…」
ひげの場合こんな感じで、無理やりスペースを作ってカードをねじ込んでいる次第です。
もちろんプレイスキルが高い方が結果を残す大型大会。
ひげなんかがまねすると結果はお察しなのですがw
だらだらと駄文を並べてしまいましたが、非常に良い記事に出会えてことを感謝いたします。
リンクさせて頂きました。よろしくお願いいたします。
関西のイメージはメタを乗りこなす。関東のイメージはメタを乗り越えていく。こんな印象を持ってます(私見)。
おトンくんの言うとおり、関西はメタマッチの勝率を意識して純化する傾向あります。例えば、イベならミラーを意識するはず。なんで、ミラーに不利なアーケは採用しないというAさんの意見よくわかる。
他方、関東は一工夫入れる印象。メタを乗り越えていこうとする意識が高いなあと感じていました。Bさんがイベにアーケを挿すのもうなずけます。
AさんとBさんの会話はイベ云々じゃなくて、地域性が如実に現れていて興味深い。
面白い企画ですね。
地域性って有りますね。
リンクを頂いていきます。よろしくお願いします。
俺の勝手な印象では
関東
空っぽのメタ。
1、2個のデッキを延々とブラッシュアップ。なお、強化されているとは限らない。
勝てるならなんでもいいや思考だが、最初の一歩を踏み出せないので環境が停滞or遅れている。
関西
やりすぎて、深く考えてドつぼにはまる。
環境メタより対人メタが大事。
やりたいことやれればいいや、みたいな感じ。
基本的に対戦中は自分との戦い。
色々書き過ぎると可愛そうだから、適当にこんなところで(笑)
そこまで偉そうなことを言えるんだから君はきっと日本一強い地域に住んでるんだね!
この前は他人の日記で身内に対して「表彰台は低いので簡単に狙える」って書いてたらしいじゃん?
そんな君は何会場で表彰台に上がったんだい?そもそも君ほど有名な存在なら決勝Tにいつもいるんだよね?
俺は君の名前の顔も知らないんだけどおかしいなぁ!去年の日本代表選手もバカにしてたらしいしもしかしてただのネット弁慶君かな?
ほらほら!大口を叩くからには君が可愛そうだと思っている関東地方で優勝してみなよ!自分の考えの正しさをさ!
環境を楽しむのももちろん大事ですよね!
自分の周りの環境が他とどう違うのだろうか、というのが今回の記事のそもそもの発端なので、環境を「作る」人と、「楽しむ人」の違いについて見てみるのも面白いですね!
>>ナオパパさん
はじめまして。
少なくとも私に限っていえば、ここ半年くらいはミラーをしていませんねー。環境の違いと言うよりは私の嗜好の問題かもしれませんが(笑)
>>Tuパパさん
一つのデッキにこだわる方がいると店舗レベルでは環境にも影響が出るのか、というのも興味深いですね。
>>ひげさん
はじめまして。こんな辺境の地に来てコメントまでありがとうございます。
関西ではそういった「数枚何かを刺す」というのが少ないように感じます。レシピがほとんど露出してないので説得力皆無ですけれども(笑)
自主大会レベルだと、上位入賞者でもこっちだとまっすぐな構築が多い印象ですねー。公式大会のレシピとかがもっと出てくると比較検討が可能なんですけどね。
>>ぷちさん
メタを乗りこなすのとメタを乗り越えるってのは言い得て妙ですね!
その原因がどこにあるのか気になります。
>>ハル父さん
はじめまして。
ジュニアの世界チャンプを生み出した北海道の地域性も大変興味があります!
>>サルモネラさん
手厳しいですね(笑)
関西は確かにやりたいことやってる人は多い印象なんですが、関東にはそういう方はどの程度いらっしゃるんですかね?
逆に関西で勝ちってところにこだわってる人も次から意識して見てみようと思います。
>>おじいさんさん
私にもよくわかりません(笑)
>>除菌スプレーさん
ところで、記事の議論は「地域性が存在して、関東と関西はこう違う」というものなのですが、除菌スプレーさんはどのようにお考えですか?