最近マイナーな漫画にはまってきたので、せっかくなので感想でも。
 相も変わらずいつも通りネタバレ過多の読んでる前提感想ですまんな。
 ちなみにコミック2巻までの範囲しか知りません。


 ざっくりとあらすじをいうと、潰れそうなホテルに伝説のホテルマンが来てホテルを立て直す話です。
 これだけ聞くと本当にありきたりなんですが、その伝説のホテルマンの田中さんの「俺TUEEEEEEEEEEEEEEEE」漫画です。ほんとに字面だとありきたりやな。

 この漫画、一話読んだら「あ、これ買って損したな」って思うようなお話でした。どこかで見たことのあるような設定のオンパレードで、特に目新しいものもない、テンプレートを組み合わせているだけのような印象でした。
 でも、2話から面白くなってきて、1巻が読み終わるころには、「あ、2巻も買おうっと」と思えるような、そんな不思議なお話でした。

 この話の最大の魅力は、主人公のメイちゃんのキャラと田中さんのキャラの対称性なのかな、と思います。
 よくある「俺TUEEEEEEEEEEEEEEEE」ものは、主人公が基本的に努力していないので、まったく共感できるような部分はなく、基本的には「大きな問題に、この天才はどのような回答を出すのだろうか」という、読者と作者の知恵比べ的な部分なのかな、と考えています。

 しかし、この作品では、「いい意味で」俺TUEEEと努力家が共存しており、かつ、それぞれの対比のタイミングがいい感じなので、どちらかというと、これまでの俺つええものとは違い、「この天才に引っ張られて凡人がどれだけ頑張れるのか」ということが描かれているのかな、と感じました。完璧超人がいるおかげで、凡人の成長ぶりがより際立つといいますか、そんなイメージでした。
 なにより、「努力をすれば報われる」ということがしっかりと描き切られているのが、フィクションとはいえ、読んでいて結構気持ちよかったです。

 まあ一番よかったと思うのはメイちゃんの可愛さですけどね。
 あんなええ子現実にいるわけないんだよなぁ・・・。

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