ということで決勝トーナメント編です。できるだけ当時の記憶や感情を思い出しながらつらつらと書いていきます。


 決勝に上がったのは僕を含めて
あかさき(刀忍書)
きくしょー(刀傘爪)
tot(忍騎爪)
のわ(刀銃忍)
 の四人。誰やねんユリナ弱いとかいってたやつは。
 直観マッチング的に一番厳しそうなのはtotさんで、何を抜いても厳しい戦いが強いられそうだなー。でもきくしょーさんとのわくんも当たりたくないよなぁ。
 というか決勝だから当然みんな僕よりも実力あるし楽しむくらいのつもりでいこうかしらねーとか考えてるとマッチング発表。


準決勝 totさん(忍騎爪)
 ついにきてしまったか・・・。ラスボスtotさんとのマッチング。
 自分がずっとやってた練習は騎爪を倒すための構築なんですが、ユリナを入れることにより明確にサリヤに不利になるんだよなぁ。さてどうすっかなぁ。
 と思うと十中八九刀書、ワンチャン刀忍が返ってくるかなぁ、totさんの騎爪一回忍書でフリプで勝ってるし残らんよなぁ、はてさて。

 ここで一通り忍爪と自分の組み合わせの検討をしてみる。そしてここで驚くべき事実に気づく。
 オ ボ ロ ラ イ ラ ま っ た く わ か ら ん 。

 考えて見れば練習段階でオボロは確定BANしてたから今更忍爪返してもなんかわからないままみじめに負けていきそうやなぁ。
 刀返ってきたとしても対騎爪リテラシーにはさすがに自信あるし不利マッチ覚悟で騎爪返すかぁ。はーつら。

 ここで僕は残りの一分強くらいで刀書で騎爪を倒す方法をせこせこ考えますがまぁこれ運ゲーに持ち込んでワンチャンって感じやなぁどうしたものか。
 刀忍対騎爪だといよいよ一方的に負けそうだなぁ、こんなことなら刀の練習もっとしとくんだった。まあ背に腹は代えられんからな。

b「時間です。では、互いのメガミをオープンしてください」

 totさんのメガミは当然僕が返したサリヤ/ライラ。そして
 ペラッ
 オボロシンラ。
 ん?これは?

 有  利  マ  ッ  チ  あ  ら  わ  る  。

 これは神様がくれた最後のチャンスかもしれん。シンラさま本当にありがとう。
 忍書対騎爪の対戦の研究であれば誰にも負ける気はしなかったので、騎爪絶対許さない研究会としても負けるわけにはいかない。
 謎のプレッシャーとともに絶対に勝つという強い意志をもって眼前構築スタート。

 眼前構築
 影菱/鋼糸/忍歩/斬撃乱舞/反論/煽動/引用
 完全論破/壬蔓/鳶影

 この構築しかないと眼前構築始まって30秒で組み終え、あとはそわそわしながらカードの確認したりプランの確認を脳内でしていました。


 桜花決闘
 このゲームはこちらが相手のデッキの1巡目で的確なカードを完全論破できるかどうかがカギになります。
 具体的には相手が以下の行動から1巡目で相手のデッキタイプを判断する必要があります。
・Roaring2燃焼。
 アグロYAKSHAの可能性が極めて高いです。Roaringを完全論破すれば相手は必ず燃料切れになりこちらのリーサルが一生取れません。
 もしRoaringを論破して相手がアグロYAKSHAじゃない場合は設置がバシバシ当たるので煽動で相手の攻撃を避けやすい分こちらが有利になります。
・Stant採用。
 雷螺風魔αor黒箱か天雷です。ゲージの上げ方から判断します。
 天雷の場合相手は2回目の呼び声を打つ前にこちらのリーサルが入るので適当な相手の攻撃札(後述しますがバニスチが無難)を論破すればまず間に合いません。一回目の呼び声でも可。
 雷螺風魔の場合、単純な火力同士の殴り合いになります。この場合には獣爪を論破すれば殴り合いでこちらが優位に立てます。
・どちらでもなくマスピが開く場合。
 アヘアヘYAKSHAマンです。この場合バニスチを論破することでこちらの方がリーサルが早くなります。また、箱が開く前にいかにライフリードを取っていられるかが勝負の肝です。

 相手先手で一宿しパス。ここでほぼアグロYAKSHAではなさそうだということがわかり、バニスチをパクる路線で考える。
 ちょろちょろ前進してたら相手がデッキなしオーラ4で返してきたので反論壬蔓鋼糸でまずは先制。これでこちらのデッキもなくなり再構成チャンスでしたが相手がマスピを開けてバニスチWEでいきなり0まで潜られる。
 しかしこの時攻撃を両方ライフで受けていたためオーラは潤沢、加えてフレア4で相手の手札も0枚だったので二焦燥完全論破バニスチ対象で壬蔓が再起します。
 返しのターン、相手は0に潜れなかったためこちら再構成から影菱をライフに当てる。
 そしてここから少しだけ時間を使って斬撃乱舞を投げる。これをオーラ受け。ここから「箱開けるとオーラがら空きとちゃうん??」フェーズに突入させる。
 相手は燃料が枯れてから長考、相手オーラ2でこちら伏せ1枚。もしここで箱を開けた場合、僕の伏せ札が影菱の場合が激痛。
 相手の選択はしゃがみ、獣爪でこちらのオーラをいじめつつ離脱纏い、これでオーラ3間合い3で返す。こちらは前進して反論を投げる。この反論が相手にとっては激痛で、かつ状況も好転。
 こちら伏せ3枚山2枚で相手オーラ2。もしここで箱を開けた場合、こちらの影菱鳶影影菱が受からない場面。

 相手は長考。そして意を決したように、
「ブラックボックス!!YAKSHA!!!!」

 そういわれたとき、思わず僕は「ニヤッ」と口角が上がったように周りの人には見えたらしいです。
 そう!!
 このときの!!!!
 僕は!!!!!!
 伏せ札に!!!!!!
 影菱が!!!!!
 な   い   !!!!!!

 はーほんまつっかえ。
 しかもこのYAKSHAで煽動を落とされているので再構成せざるを得ないんですよねこっちも。はーほんま。


 しかしこの時点で残りライフ7-4。で、ここからは設置が当たらないから僕の負けです、などというわけにはいかないわけですね。
 相手は引用とガラガラのオーラの都合上どうしても毎ターンほぼリソースを使いきりながらYAKSHAを打たなければならず、また、2回目のYAKSHAに対応で煽動を合わせれば設置が当たる盤面は作れるんですよね。
 ということで、設置がないときには適度に攻撃を受けつつ、許容できない流転爪、YAKSHAに煽動を合わせつつじりじりとこちらのほっそいリーサルの糸を手繰り寄せます。
 ライフ4-2で迎えた最終版、前のターンにRoaringで回復させた燃料を使ってシールドチャージから。この時点でこちらの伏せ札は2枚です。
 ここでこちらの手札の煽動を切るかどうか散々考えた挙句これをオーラ受け。そして相手の残りリソースは2.ここで間合いは4で相手はYAKSHA。これをオーラ受け。残りライフ4オーラ0で間合い2。
 相手の最後のYAKSHAに対して煽動を吐く。これで間合い3で相手のリソース0でターンを返されます。
 
 そう!!
 この二枚の伏せ札は!!!
 忍歩と!!!影菱!!!!!
 で  は  な  い  !!!!!!


 はーほんまと思いながら鋼糸をふる。当然の権利のようにオメガバーストを打たれる。
 ここで確か引いた二枚が反論と煽動。こちらオーラ0ライフ3で、間合いは3。相手は現在リソース0なので次に3になる。
 オーラ0と1はなんも変わらんし、反論は構えときたかったので、ここでオーラ0でターンを返します。何を引かれてもリーサルではないことは確認済み。
 相手は攻撃札を求めて再構成。そして宿し前進からYAKSHA!これに対して対応で煽動!!
 相手オーラ5ライフ1で、こちら反論を抱えてドロー。
 影菱!鋼糸!!
 丁寧に計算をしてから離脱鋼糸反論前進鳶影影菱!!!!
 なんとか薄氷の勝利!!!!!!

「オボロシンラはサリヤライラに有利!!!!!!!」

 終わった後真っ先に一緒に研究してたかよーださんから「あかさきさんうますぎるけど引き弱すぎ!」って言われるくらいでしたが、最後の最後はシンラさまに力を貸していただきました。



決勝戦 のわくん(刀銃忍)
 僕が確か斬撃乱舞振ってるくらいのタイミングで決着がついていたため、決勝に上がればのわくんなのは知っていました。
 さる一週間前、騎爪絶対許さない研究会に参集しともに研究をしていた二人がここで会いまみえるとか最高に、もう、舞台装置ができすぎでは??
 よく知る相手だからこそ逆に緊張せずに決勝を迎えられたのは僕にとっては僥倖でした。先ほどの準決勝で燃え尽きたといわれないよう、決勝に恥じない試合をしよう、そう思ってメガミ選択。

 さてさてメガミ選択。先ほどよりはいくばくか気は楽です。なぜなら相手が書をほぼ抜いてくることがわかり切っているためです。
 ただ、一瞬「刀忍ミラーのが丸いか?」となるくらいにはのわくんの刀銃に研究会でボッコボコにされたのでアワワってなるも、「僕だって刀銃のことはそれなりに考えたんやぞ」と強気に刀銃を返す。
 返ってきたのは刀忍。それはそう。最後の最後でシンラさまを宿せなかったのは残念ですがそれもやむなし。
 ラストマッチに向けていざゆかん!
 

 眼前構築
 斬/柄打ち/足捌き/影菱/鋼糸/忍歩/誘導
 月影落/浦波嵐/鳶影

 足捌きは鳶影足捌きの筋を残しつつ序盤に相手に優位をとられないため。
 斬は一閃より相手に与えるフレア数が少ないために採用した(はず。ここがあまり自信ないです。斬乱だったかも)

 とにかく相手は影菱をライフに受けてくれるしマグナム打ってくれるしで、大体月影を当てれば勝てる盤面になることはわかったのでリーサルが見えだしたら月影を全力で当てに行くプランで。


 桜花決闘
 相手初手1前進。こちら前進前進足捌きで間合い5でパス。
 ここでマグナムレッパレラピッドがいつものように飛んでくる。マリガンで誘導抱えなかったの甘えでは?
 こちらじりじりと近づき1巡目の影菱はなんとかライフに当てる。
 この後「とりあえず相手に8フレア以上与えるとヤバイので殴らない」ということを強行していたら相手が再構成宿し纏いとかしてきたので残りライフが6に。これで月影当てれば勝てるな()。と思い柄打ちと誘導を構えだす。
 とじりじりとしていたら相手手札4集中1から柄打ちが振られる。
 これをライフで受ける。これでこちらのライフが4でオーラが5。(え、まだ死んでないよね?(確認))
 相手はそこから集中を切って離脱で斬を振られる。ここでこちら初めての長考。

 この斬をライフで受けると、こちらの残りライフが3になり、次にマグナムかクリゼロが当たるとライフが残り1になり再構成からの勝ち目がほぼなくなる。
 仮にここで斬をオーラ受けしても、こちらは再構成から決死に入れ決死柄打ちを振れる。
 斬をオーラ受けしてイマジンを打たれてもラピッドまでのリソースは足りないためライフは必ず残る。
 なにより斬をオーラ受けして勝つとかすごいうまい人っぽい!!!

 (ここまで約10秒)

 で斬オーラ受け。相手は頭を抱えだすがターンを返してくる。
 相手のイマジンからの連撃の筋をつぶすために、ここで何としても相手のライフをもぎ取らないといけない、そして手札には最強カード柄打ちと誘導、そして切り札には月影落。
 再構成から鋼糸を振る、これを仮にオーラ受けされても攻撃札を一枚引ければライフを削れそうな直観があったので迷いなく振る。そして相手はライフ受け。相手残りライフ4オーラ5。
 手札から柄打ち。相手ライフ受け。相手残りライフ3オーラ5。
 浦波嵐に対応で浦波を合わせられる。これで柄打ちの決死効果によりオーラに1ダメージ、相手ライフ3オーラ4。
 ここで僕、時間がありそうだったので「カードリスト確認します」

 対応ないよな??ないよな???打てば勝ちだよな?????な??????な??????

 「誘導!!!月影落で!!!!」




 ということで、ふるよに炎熱の大交流祭、優勝しました。
 正直マッチングやらなんやらができすぎていたところが多く、とても僕の実力とは口が裂けても言えず、本当に運が良かったなと思います。
 ただ、本当に、一時はあきらめかけた「シンラさまとともに今シーズンを駆け抜ける」ということができて、本当に、本当にうれしかったです。今も思い出して泣きそう。


 僕が優勝できたのは、ひとえに普段からこんなやかましいやつと遊んでくださっている心優しい皆様のおかげで素。
 特に、僕の一存で開催した「騎爪絶対許さない研究会」などというわけのわからない研究会に参加してくださったのわくん、かよーださn、えりんくん、771くんには本当に感謝しています。
 これからも関東をはじめ様々なところに出没するかと思いますが、また一緒に遊んでくださると本当にうれしいです。


 環境に関していろいろと思うところはありましたが、これだけは言わせてください。

 ふるよに最高かよ。

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